黒龍 樽酒

しばらくその存在を忘れていたのだが、たしか11月限定で販売されることを久しぶりに思い出して去年晩秋、数年ぶりに手に入れておいた。このお酒は、蔵元から樽で送られてきたものを、酒店が自前で瓶に手詰めしなくてはならないとのこと。大変手間がかかるし、手元を離れてから瓶詰作業が発生するため酒蔵としてクオリティを担保する意味からごくごく限られた酒店にしか流通させていないとのこと。

何度飲んでも、世にある樽酒の中で最高峰だと思う。
鼻で嗅ぐだけではそれほど強くないが、口中に含むとふわーっと一気に杉の香りが膨らむ。
お酒のベースは九頭龍逸品であるから、元々の味には太鼓判が押されている。また一年味わえないかと思うと少し残念だ。まあ名残惜しいくらいがちょうど良いのだろう。今秋も楽しめるように、健康に気をつけよう。

 

f:id:ebluekei:20210120094337j:image
f:id:ebluekei:20210120094340j:image