榮光冨士 暁乃翼

開けたてには、予想通りに強力な発泡を生じた。
泡が落ち着くのを待って飲んだ瞬間には、ガスに包まれた甘さが膨らむが、最後には微かな苦味も残す。喉を通った後に思わずニヤリと微笑んでしまった。酸味はほぼ感知出来ない。ただしベースはやはりあくまでも旨味系だ。美味いか美味くないかという議論はしたくない。要するに、私が大好きな味わいだということだ。榮光冨士には沢山の酒種があるが、どれをとっても私にはフィットする。博多駅で買ってきた、やまやの「できたてめんたい」を肴に呑ませてもらった。無常の幸せだ。

 

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