2018-03-01から1ヶ月間の記事一覧

松の司 竜王山田錦 純米吟醸 生

流石に美味い。バランス抜群。 少し引き気味の個性。穏やかというか大人しいというか、きっと万人が笑顔で飲める酒だ。 酒蔵を訪問した遠い日が懐かしい。近畿を代表する酒として頑張ってほしい。

吉野 樽丸

奈良県吉野の酒蔵が醸す樽酒。吉野というと杉を思い出すが、この酒も、名前通りに杉樽の香りが鼻腔を突く。 色は先日の開春と同じく黄色い。 だが、あのお酒ほど個性的ではない。やや酸味が勝っているがバランスは悪くない。生酒のパンチは残しつつも、ガン…

日輪田 雄町 山廃純米生原酒

萩の鶴という酒で昔から有名な宮城県栗原市の酒蔵萩野酒造の造る別銘柄日輪田。日輪田名の酒は初めて飲ませてもらった。 結論から言うと、最高レベルの美味さだと思った。花陽浴にも似た絶妙なバランス。ついついいつも以上に飲み過ぎてしまう。実力蔵だと思…

作 純米大吟醸 2017新酒

一昨年に開催された伊勢志摩サミットのパーティで供されたことで一気に知名度が上がり、一躍人気酒の地位を手に入れた銘柄。鈴鹿市の酒蔵清水清三郎商店の造る酒だ。 50%精米。 木桶貯蔵の開春を空けてすぐ直後から飲み始めたので、とてもすっきりした味に感…

開春 純米酒 木桶仕込み 木桶貯蔵酒

随分前に訪ねたことのある酒蔵若林酒造の醸す銘柄開春。石見銀山遺跡の近くにある温泉津温泉の街中にある。 あの時、若旦那が、大吟醸を買おうとしている私に対して、今は実はこれが一番のお勧めです、とその半分くらいの値段の生酒を指差した潔さを思い出す…

鍋島 純米吟醸 生酒

やはり鍋島は落ち着く。抜群の安定感がある。 生酒らしい旨味がグッと口いっぱいに広がるが、がつがつした押し出しはない。むしろ先日飲んだ寶劔にも通じる、すっと引いていくという感覚の美味しさだ。押すではなく引く。分かりづらいかも知れないが、私には…

黒龍 純吟 垂れ口

やっぱり私は黒龍が一番好きだ。 そう再確認させてくれた。 黒龍にしてはやや辛味が強い。だが、旨味もあり。 などと解説するのは馬鹿馬鹿しい。 とにかく美味い。その言葉だけで充分だ。

明鏡止水 純米吟醸 甕口生原酒

透明感のあるお酒。 飲み口は、辛い、というのが第一印象。ずしん、と原酒らしさが前にぐいぐいと出てくる。かすかに後味に酸味が残る。旨味はあまり感じてこない。妙な言い回しになるが、透き通った男酒という感じだ。

綿屋 特別純米酒 美山錦 生原酒

綿屋も久々に飲んだ。なので、過去どうだったのか、という味の記憶はない。ただ私の中では良いイメージがぼんやりと残っていた。昔から高水準の酒造りをされていたのだろうと思う。 生酒らしい飲み口だが、私にとってはやや酸味か勝ち過ぎているように思えた…