2020-09-01から1ヶ月間の記事一覧

酔鯨 純米吟醸 吟麗秋あがり(白露

高知の雄酔鯨酒造。最近はこの酒蔵のラベルも、著しくキャッチーなものになってきている。その点同じ高知の南とは好対照だ。しかも山形の榮光冨士にも似て種類が多い。白露とは二十四節気の15番目で9月8日前後を指すようだ。すなわち秋あがり、冷おろしの酒…

鳳凰美田 冷卸 純米吟醸酒

栃木県小山市にある小林酒造の造る人気銘柄鳳凰美田。爽やかな香りと口当たりで全国に名を響かせている。今回の酒は今年の冷卸。酒米は五百万石で55%精米だ。香りは抑え目に思える。程よい酸味のやや辛口系。飲みやすい。しかし後味もしっかりしている。飲…

福田 純米山田錦 辛口

長崎県平戸市の酒蔵福田酒造。去年平戸を訪れたのだが、その時にはこの蔵元のことは知らなかった。隣の県である佐賀にはいくつも有名蔵が存在しているが、あまり辛口系は追求していないように思う。佐賀では清酒は基本的に燗をつけて飲む文化なので旨口の方…

水芭蕉 秋酒 純米吟醸ひやおろし

群馬県利根郡川場村の酒蔵永井酒造。過去に飲んだことがあるかどうか記憶が朧気だ。なんとなく水芭蕉という銘柄には覚えがある。 これほど素敵な香りのするお酒を飲んだのは久しぶりだ。まるで大好きな洋梨を切った時のような匂いを感じる。当たり前だが、香…

手取川 秋 純米・辛口

石川県白山市の酒蔵吉田酒造の造る手取川を飲むのは本当に久しぶりだ。香りからして辛口を強く予感させるのだが、含んでみるとそこまで辛くはない。むしろ飲みやすい口当たりだと思う。ただ酸味は少しだけ感じるが、旨味は後味にもほとんど残らない。さっぱ…

南 特別純米 出羽燦々 ひやおろし

これぞ潔い男酒。さすがは南だ。スパッとした辛さの中に仄かな旨味が残る。言い換えると、口下手ながら実は女性には優しい土佐のいごっそう的な酒だ。南を飲むといつもそう思う。ラベルもトレンドに迎合していない。南は南やき。このままのスタンスで是非令…

女城主 純米吟醸 生原酒 Special Bottling

先日の小旅行の際に、岐阜県恵那市岩村地区にある岩村醸造の蔵元に立ち寄って入手したお酒。タンクから直接目の前で瓶に詰めてくれる、まさにSpecial Bottlingなお酒だ。アルコール度数は18〜19と原酒らしく高め。精米歩合は50%。近辺を回ったので良く分かる…

MIYASAKA CORE Challenge with No.7 純米吟醸生原酒

長野県諏訪市の酒蔵宮坂醸造。創業から三百六十年近い歴史がある。真澄ブランドで有名だ。このMIYASAKAは、この酒蔵発祥の7号酵母へ原点回帰をして未来へ向かう新しい酒造りをしようというコンセプトで始められた2016年からの新しいブランドだ。ラベルからし…