2018-01-01から1年間の記事一覧

冬の月 あらばしり

嘉美心 純米吟醸生酒 冬の月 あらばしり 岡山県浅口市の酒蔵嘉美心から12月に出される限定酒だ。 去年初めて呑んだ時にも全く同じ感想を持ったのだが、開けたてから美味い。ただの美味いではなく、とてつもなく美味い。こういう生酒は、ありそうで、滅多にな…

豊盃 純米しぼりたて 生酒

青森らしい生酒だと思う。 香りよりも突っ込みで来る。 飲んだ後に舌にねっちょりとした感覚が残る。実に日本酒らしい。他国にねっちょり感のある酒があるだろうか。ボタンエビが食べたくなった。

冩樂 純米吟醸 おりがらみ

生酒だ。飲んだ瞬間にそう感じる。 さっきまで大信州を呑んでいたので余計に感じるのかも知れないが、やや酸味がきつい。後味にざらっとした辛味が残る。 多分洋食には合わないかな。刺身に合わせたい酒だと思う。

大信州 槽場詰め 純米吟醸 生

地産地消。 酒米は信州産ひとごこち、仕込水は北アルプス連峰伏流水。 うん。実に美しい酒だ。生酒らしいアプローチ。やや辛口の後口。多分これは欧米でも人気を博すに違いない。肉にも魚にも合うバランスだ。さすがは長野県を代表する酒蔵だ。

田酒 特別純米酒 生

定番の特別純米酒の生酒が出てきたのは、最近の事だと思う。最近目にしていないが、以前西田酒造店から外ヶ濱という銘柄の特純生原酒が出されていたが、田酒名ではなかったような気がする。 田酒だからもちろん美味い。生酒でもズドンとは来ないが、バランス…

酔鯨 特別純米酒 生酒 しぼりたて

さすがは酔鯨だ。 ガツンと喉に迫ってくる。55%精米のしぼりたて生酒ながら旨味は感じない。ぎりぎりのバランスのいわゆる男酒だ。実に和の食材に合う。こういう生酒に出会うと本当に嬉しい。 高知市内の貝料理専門店のことを思い出した。 ラベルも奇をてら…

鳳凰美田 初しぼり 無濾過本生 純米吟醸酒

前回ひやおろしを飲んだ時も同じ感想を持ったのだが、鳳凰美田はフルーティな味わいの酒だと思い込んでいた私の誤解を打ち砕いてくれた。 実に日本酒らしいアプローチをしてくる。一方で、生酒生酒はしていない。絶妙なバランスだと思う。

美丈夫 特別純米酒 しぼりたて生原酒

高知県安芸郡田野町の酒蔵濱川商店の醸す美丈夫。精米歩合60%。 口の中に入れた瞬間に生原酒らしい爽やかさが伝わってくるが、旨口ではない。だが辛すぎもしない。酸味はあまり残らない。 バランスが良い、万人に受け入れられる生原酒だと思う。もっと素直に…

榮光冨士 純米大吟醸 無濾過生原酒 日乃輪

うむ。先般飲んだ雄町の純米大吟醸と同じくぐりぐりとは主張はしてこない。無濾過生原酒としては大変おとなしい印象だ。ついさっきまで悦凱陣の残りを呑んでいたのでなおさらそう感じる。 つや姫50%磨き、日本酒度-1.0。アルコール度数は17.1度だから前回よ…

悦凱陣 純米酒 オオセト11,12号 むろか生

例の「おそるべき酒屋さん」から入手。 なんと悦凱陣まで置いているのか、と驚いて直ちに購入。もう一種の火入れのお酒も同時購入したが、そちらはもう少し先に呑んでまたレビューしたい。 久しぶりに飲んだので、一口目でかなり驚いた。これは相当なガツン…

榮光冨士 純米大吟醸 無濾過原酒 雄町

無濾過原酒らしくはない。ガツンと迫っては来ないのだ。それもそのはず、アルコール度数は15.8度で火入れのお酒とあまり変わらない。日本酒度も-3でやや旨口仕上げだ。原酒だから甘いとは感じないが。 岡山県産雄町の50%磨き。 このアプローチはありだと思う…

石鎚 特別純米 ひやおろし 槽搾り

愛媛県西条市の酒蔵石鎚酒造の29BYのひやおろし。備前雄町と松山三井のブレンド60%精米。 挑戦桶という番外編のような酒を今年始めに飲んだが、それを除けば久しぶりに呑む石鎚。 こんなにバランスが良かったかな、と再評価した。酸味、旨味、喉を刺激する所…

黒牛 純米酒原酒 中取り ひやおろし

この季節は酒好きには忙しい。限定酒があらゆる酒蔵から続々発売されるからだ。 黒牛のひやおろし。実にバランスが良い。辛過ぎず酸味あり過ぎず旨味も適度。開栓直後から美味いというのが飲み手には一番嬉しいことだ。

琵琶のささ浪 純米酒 手詰め中取り 無濾過純米生

久しぶりに飲んだ琵琶ささ。 埼玉毛呂山の麻原酒造の酒醸す酒。 なかなか入手が難しい酒になっている。 無濾過だが、それほどにはズキュンと来ない。膨らみも少ない。酸味はほとんど感じない。 同じ埼玉の花陽浴とは大分差があると感じてしまった。

鳳凰美田 純米吟醸酒 ひやおろし

鳳凰美田と聞くと、香り豊かでフルーティな味わいのどちらかといえば繊細で女性的なイメージを持っていたのだが、意外や意外、この酒は武骨感も兼ね備えていた。一瞬ガツンと来る。微かな酸味も後からほんのり口中に広がっていく。 もちろん鳳凰美田らしい薫…

田酒 純米吟醸 白麹一部使用酒

以前飲んだ、同じく白麹使用酒は生酒で、そちらはピンク色のラベルだった。 こちらは火入れバージョン。黄色のラベル。田酒ですらラベルに革新さを追求している。 それでもやはり落ち着いた味だ。田酒はいつでも安心出来る。香りはきちんとある。 広島の「お…

鍋島 純米大吟醸 鍋島米

鍋島米という名の希少酒米の40%磨き純米大吟醸。 だいぶ前に、福岡の方のいつもの酒屋さんから入手していたのだが、さすがに普段飲みには気が引けるので少し寝かせておいた。 そりゃあ美味いに決まってるだろ、という主張してくる感じだ。最高級酒らしく、一…

Takachiyo IPPON-OMACHI CHAPTERⅧ

新潟県南魚沼市の高千代酒造の醸した特別限定酒。 ひと昔前ならばありえないだろう芸術的なラベリングだ。一口目から生酒らしい旨味がほとばしり、仄かな酸味が膨らみ、味も私の好みだ。香りも素晴らしい。

超 王祿 無濾過本生

広島駅前の「おそるべき酒屋さん」の中で、1ブランド用のためだけに冷蔵庫を特別に用意されている。それが王祿だ。 日本酒界のスーパースターが社長兼杜氏として引っ張る酒蔵だ。 いつ飲んでも不思議な味わいだ。酸味と辛味が強烈に押してくる。 直後に飲ん…

冩樂 純米吟醸 播州山田錦 一回火入れ

どちらかといえば旨口系をこよなく愛する私の好みのど真ん中にはいないけれど、全ての要素から見て、この酒は日本酒の最高グレードだと強く感じた。優しく接してくれる酒ではない。 ああ、ナマコが食べたい。 炎天下に叶わぬ夢を見させる酒だ。 もちろん、広…

田酒 純米吟醸 白

広島駅前の「おそるべき酒屋さん」で入手。 ピンクのラベルが可愛い、白麹一部使用の限定酒。この酒種を呑むのは二度目だが、正直に言うと、いつもの田酒との違いはよく分からない。でも、つまりは、いつも通り、田酒らしく、最高クラスに美味いという感想だ…

田酒 純米大吟醸 四割五分

少し前に、長野県の方の付き合い深い「いつもの」酒屋さんに回していただいた田酒。いろいろ呑んでいても、黒龍とともに私の嗜好にベストフィットする酒蔵だ。四割五分は久しぶりに飲んだ。 透明感抜群、という言い方が一番合っていると思う。酒蔵のある青森…

おそるべき酒屋さん

直近に買わせていただいた3本。 普通に冷蔵庫から定価で買えたのだ。 どれもお一人さま一本となっていたから入手困難は百も承知の太っ腹なのだ。 嬉しい限りだ。

萩の鶴 特別純米 R20

美山錦の精米歩合60%。 宮城県栗原市の名蔵萩野酒造の醸した限定酒。 酸味と控えめな辛さの微妙なバランスが美味。すっきり系の味わいである。

冩樂 純米吟醸 播州愛山

やはり、例の広島駅近くの某酒屋さんは素晴らしい。 こんな酒が普通に冷蔵庫に置かれていた。 いつもの冩樂よりはやや酸味と辛味が押しているような気がした。あくまでも、やや、である。もちろん抜群のバランスで幸せな気持ちにさせてくれる。 こんなお酒屋…

出羽桜 純米大吟醸 雪女神 四割八分

雪女神とは、山形で生まれた、開発に三十年を要したという大吟醸向けの究極の酒米だという。 出羽桜は久しぶりに呑んだが、なるほど最高級酒らしい味わいを造りだしている。黒龍石田屋などとも通じる、すっと消えていくように思える喉越し。主張しない、仄か…

和和和 深山桜 純米吟醸

信州地酒頒布会シークレット限定酒 長野県佐久市の酒蔵古屋酒造店の醸した酒。 押し出しは強くないが香りは高く、酸味と旨味のバランスがとても良い。日本酒の素晴らしさを万人が実感出来る仕上がりだと思う。 長野はやはり酒どころだと再確認した。

鍋島 特別純米酒 classic

コメントの必要はあまりないと思われる。 私にとっては、最高グレードに好みの味わいだった。大昔、ドライを世に送り出す直前のアサヒビールが、ジャンボ尾崎と青木功を起用したCMで使ったコピー「コクがあるのにキレがある」を久しぶりに思い出した。

武勇酒蔵 特別純米酒 夏

茨城県結城市の酒蔵である武勇。おそらくは呑むのは十数年ぶりだと思う。 ラベルがシンプルで逆にオシャレだ。 味もちょうど良い程度の辛口でぐいぐい飲める。侮れない実力蔵だと思う。

明鏡止水 夏にごり酒純米 秘密の酒頒布会2018

いつもの某酒店の企画する秘密の頒布会用特別酒。 60%磨きのにごり酒。 この酒は本当に美味い。さすがは明鏡止水だ。 にごり酒なのに辛味も感じる。 一般販売すべき酒だと思う。