2018-01-01から1ヶ月間の記事一覧

秀鳳 純米大吟醸 原酒 出羽燦々 磨き三割三分 生

いやあ。 3,600円。なんだ、このコスパは。ちょっと信じられない。 山形県の酒蔵のお酒は相当数飲んだが、失礼ながら秀鳳酒造所のものは初めてかも知れない。 山形市内の酒蔵のようだ。 とにかく一口目から圧倒される。今これを書いているのは開栓二日目なの…

飛露喜 特別純米 無ろ過生原酒

飛露喜。こちらも久しぶりに飲んだ。 随分前、大ブレイクして全国に名を馳せた当初に飲んだ時は、今ほどは日本酒界に無濾過生が広がっていなかったので、この酒の飲み口には心底驚かされたものだ。 だが今となっては様々に工夫を凝らした酒に全国の酒蔵が取…

冩楽 純米吟醸 おりがらみ

久しぶりに飲む冩楽。 福島県会津若松の酒蔵宮泉銘醸の造る、入手困難酒の一つに数えられる人気銘柄である。 さすがに美味い。おりがらみというと妙に甘ったるい酒があったりするのだが、この酒にはそういう要素は全くない。香りも飲み口もむしろからっとし…

田酒 純米吟醸 山廃

いつもお世話になっているお酒屋さんより回していただいた、田酒の純米吟醸山廃。 さすがの安定感。まっすぐで澄んだ酒だといつも思う。メディアに取り上げられたなどいろいろな理由で流行しているお酒も一応は一度は試してはみるが、なんだかんだ言っても、…

石鎚 純米酒 挑戦桶(チャレンジ桶) かすみ純米

チャレンジはええけどなんぼなんでもなあ、というレベルの、過去ないほどエキセントリックな、ラベル。黄色と朱色に近い赤が散りばめられている。 彩色が残っているならば多くの寺院に残された不動明王はこのような色に塗られていたのでは、というような色遣…

Miinokotobuki ワイン酵母で作った純米吟醸酒

その名の通りに、ワイン酵母で醸したようだ。60%精米。 開栓したてより二日後の方が面白い味になった。飲み口は三井の寿らしくおとなしめなのだが、後味にじわっと酸味が膨らむ。 この福岡県の酒蔵も、絶えず新しいことにチャレンジしている。 ラベルもワイ…

南 無濾過 純米吟醸

私も深く愛する土佐の男酒、南。小規模な酒蔵ながら人気は高く、全国に名前を轟かせている。 その南でさえ表ラベルの文字をショッキングピンクにしてくる時代だ。日本酒の世界は本当に変わってきた。 味はいつも通りに安定している。出羽燦々を50%まで磨いた…

鍋島 純米吟醸 雄町

鍋島は頻繁に呑んでいるが、この酒蔵が造る酒としては、山田錦よりは雄町の方が私はより好みである。山田錦の方はどちらかと言えばバランスが良すぎて個性を感じづらいのだ。口に含んだ瞬間にくっとくるのはこちらの方だと思う。 ちょっと贅沢な発言だが。

伊予賀儀屋 無濾過 純米吟醸 松山三井 黒ラベル

先日は別の銘柄を呑んだ、愛媛県西条市の酒蔵成龍酒造の醸した限定酒。松山三井という酒米を50%まで磨いた純米吟醸の無濾過生酒である。 50%磨きであるので、この間の酒のような荒々しさはない。酸味も香りもあって、バランスの取れたハイレベルな味に仕上が…

勝駒 本仕込

去年の春に北陸旅行した際に立ち寄った酒屋で購入した酒である。十年以上前、一番日本酒にはまっていた頃には人気はそれほどでもなく普通に買えたのだが、今では何故だか超入手困難らしく、高岡市の酒屋さんでも店頭で買えたのは一店舗だけだった。 淡麗辛口…

カギヤセブン 7 RICH TASTE 無濾過純米酒

愛媛県西条市の酒蔵成龍酒造の銘柄である「伊予賀儀屋」。この酒蔵も様々新しいことにチャレンジしている。ラベルに対するこだわりを見ても、イメージ重視の戦略で全国進出を狙っていることが推測出来る。 このお酒は数量限定の酒で、愛媛県産しずく媛という…

金陵 本醸造 初しぼり 原酒生酒

瓢箪から駒という言葉をつい思い出した。掘り出しものだった。 昨年11月に、急に讃岐うどんを食べたくなって香川県を電光石火の日帰りで訪ねた。せっかくだからと参拝した金刀比羅宮の麓にある西野金陵株式会社の醸した酒である。 たまたま初しぼりのイベン…

ミイノコトブキジュンマイダイギンジョウ ヤマダ60 「バトナージュ」

「バトナージュ」とは、ワインを造る製法のひとつで、シュールリーという澱を絡ませて熟成させるためにバトンで酒をかき混ぜる事とのこと。つまり、このお酒も熟成の過程で澱を絡ませたということだ。 福岡県の酒蔵みいの里の醸した酒である。ラベルも極めて…