くどき上手 純米大吟醸2020 生詰

開けたてから、主張し過ぎることのないふくよかな香りが漂う。そして一口目から美味い。さすがだ。久しぶりに文句なく上品な味わいの酒を飲んだという気がする。香り、酸味、旨味、すっきりした後味。そうした要素の、最も良いバランスの位置に存在する酒だと思う。絶賛したい。
大吟醸グレードなので44%磨き。
浮世絵ラベルもくどき上手という銘柄名も変えるつもりは毛頭ないんだろうなあ。若い人や女性が一歩引くような気がするのだが。
あくまでも個人的な感覚としてだか、同じ東北の十四代や新政などの超人気酒蔵たちと比較しても、味的には勝るとも劣らないと思える。
このスタンスで突っ張るのは誠にもったいない気がするのだが、もちろん余計なお世話だろう。
そんなことを呟きたいくらい完成度が高い。

 

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