かの越乃寒梅もその世界にとうとう入ってきたか、と思えるアーティスティックなラベル。ビジュアルが斬新でなければもはや生き残れないということなのだろう。
精米歩合58%。アル添でアルコール度数は19%と強い酒である。
非常に個性的な酸味だ。淡麗辛口が売りの新潟酒とは一線を画している。唯一無二という味わいを実現しているように思う。昨今のプチ日本酒ブームから参入してきた人たちにとって高評価を受けるかは非常に微妙だ。というのはアル添らしい人工的な第一印象も否めないからだが、私はこの独特の味がとても気に入ってしまった。若狭の名産へしこあたりをあてに飲みたい。塩をつまみながら、でもいけるかも知れない。
