純米吟醸 三ツ友恵 レイメイ 豊盃

青森県を代表すると言えるステータスを持つ三酒蔵のコラボが実現した、あまり同じ例を聞いた覚えのない画期的な企画だ。ネーミングも気が利いている。「三ツ友恵」。三酒蔵がともにレイメイという名のレアな酒米を使用して醸し、その銘柄を付けてリリースするのである。個性の比較が出来るという訳だ。南部の陸奥八仙と青森の田酒、そして津軽の豊盃。他県の人間は青森県と一括りにするが、地元の人間にとっては三地方は別枠だ。だから奇跡のコラボと思うことだろう。

口に含んだ瞬間に酸味爆発。後に辛みと粉薬要素が膨らんでくる。ごくごくほんのり僅かな旨味が後味に残る。香りは豊かだ。津軽杜氏の気骨がうかがえる最上級の酒だ。あとの二つを飲むのが今から楽しみだ。

 

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