天美 特別純米 生原酒

一杯目を口に含むと、ピリピリと舌に伝わるやや強めの酸味に辛みが絡まり、そこに絶妙な加減の苦味が加わる。喉を通った後にも舌に微かなざらつき感が残る。なんという複雑な味わいだろう。旨口好きの私としても強い感動を覚える素晴らしい出来栄えだ。天美を飲ませてもらうのはこれで3種類目だが、どのお酒にも杜氏の天才的な感性を感じた。特に今回の酒は、おそらくは今現在世間から最も欲されている味わいだと思う。また、昨今急激に日本酒人気が高まっている欧州でも受けること間違いなしだと思う。コスパも言うことがない。多分今後さらに評価が上がるだろう。そんな予感をひしひしと感じる美酒だった。

 

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